こんにちは!うなさんです。
お盆も終わり、今日からお仕事の方もいらっしゃるかと思います。
当店は8/8~8/20まで休まず営業しています。
この時期、うなぎの質も柔らかく、脂ものっていて食べやすい品質。
秋から冬にかけてだんだんとうなぎの身が締まってくるので、フワフワの
うなぎをお好みの方は今が旬ですよ
ちなみに現在、当店で販売しているのは
「浜名湖産」です。
当店では8月にご来店いただくと、9月にご利用できる「1尾につき¥150引」の
割引券をお渡ししています。
まだ、うなぎの仕入価格が下がっていないので、ご来店いただいたお客様に
せめてもの感謝の気持ちとしてお渡ししています。
お客様にも大変ご迷惑をおかけしているので、個人的な見解ですが
うなぎの価格について少しお話をさせて下さい。
私は少なくとも1尾500円前後価格が下がってもらうのが理想だと思っています。
販売価格だと、1尾¥1000前後です。
いくら稚魚が不漁とはいえ、消費者をあまりにも無視した活鰻の価格設定は
うなぎ離れした現在から今後お客様にもう一度ご来店いただくのは容易では
ありません。
昨年の12月に九州で設定された稚魚の価格があまりにも高く、この価格を
基準として稚魚の価格が大高騰しました。
また、中国の無意味な活鰻価格の値上げにより、国産も値上げしざるを
得ず、価格が高騰していきました。
これが、今年の1~3月の話です。
稚魚の価格は日本、台湾、中国の採捕量に関係します。
まず、11月に台湾で採捕され、そのあと日本、中国で採捕されます。
皆さんもご存知の通り、3年にわたる稚魚の不漁で、12月の稚魚の価格が
1kg約180万円。(稚魚1尾で¥360です。)
ここから価格が上がっていきました。
一番高い時は1kg270万程。(稚魚1尾¥540です。)
私ども業界にとって大事なのが、養殖業者の存在。
うなぎを養殖してくれないと販売できるうなぎはありません。
あとは何と言ってもお客様です。
私は、お客様にうなぎをお買い求めいただいて初めてうなぎの価値は
あると思っています。
いくらいいうなぎを養殖しても価格があまりにも高ければお客様のニーズは
ありません。
しかしながら活鰻の価格を決めているのは、浜名湖で考えると、愛知県の
一色のごく一部のうなぎ問屋です。
産地であるゆえ、消費者の声を反映しにくいのはわかっていますが、
現在の価格は現実的な価格ではありません。
それでもお買い求めいただくお客様を大事にしないと、と思いながら
今後早く価格が下がることを願います。
浜松の名産を販売させていただくことに感謝しながら少しでもお客様に
還元できる事はしたいと思います。