うなぎの仕入れにも。

うな

2007年02月25日 11:34

これは、うなぎを仕入れる時に、併せてもらう「産地証明書」です。

加工場は量販店や市場にこの産地証明書を添付して商品を納めます。
通常、私達のような小売店には、こういったものはあまり必要なく、重要視していません。
うちでは、浜名湖の問屋さんではないところは、必ず産地証明書をもらいます。

それは、

① その商品が偽りがないものかどうか判断するため。
② うちでは一色産のうなぎを仕入れる時に、養殖業者さんを指定するため、
   その業者さんのものかどうか確認するため。

です。うちでは「下村さん」と「長坂」さんのうなぎを指定して仕入れています。
どちらの方も、年に何回かお会いして、その年の成長具合や、出荷状況を聞いたり、
養殖に対するこだわり等を教えてもらい、勉強させてもらってます。
どちらの方も、すごく勉強熱心で、こだわりをもってらっしゃいます。

下村さんは、うなぎが大きくなり、出荷するまで、池にもうなぎにも一切、薬品を
使いません。通常、差し支えない程度で、池に投与したりします。
その方が、よりいいうなぎをつくりやすいんです。

でも、下村さんは、こだわりをもって、仮にいいうなぎをつくるのに、
余分にたくさんの時間や手間を使ったとしても絶対に薬品を使いません。

こういう方がいるかぎり、私達は小売店として、より多くの皆様にうなぎの
美味しさを理解してもらったり、店を成長させていって、養殖業者さんを
支えていく必要があると思います。

浜名湖で店の商いをさせていただいている以上、浜名湖や一色のいいうなぎを
仕入れて、養殖業者さんの熱意とうなぎに対する愛情をできるだけ伝えて
いければなあと思います。